2005年09月04日

2005/09/04 買った本

蟲師 (6)
蟲師 (6)
posted with amazlet at 05.09.04
漆原 友紀
講談社 (2005/06/23)
売り上げランキング: 3,315
おすすめ度の平均: 4.36
5 日本にしかない、佳き仄昏さ
4 あんたらの光る酒を飲んでみたくなって…
5 感動っす!!


放浪息子 (4)
放浪息子 (4)
posted with amazlet at 05.09.04
志村 貴子
エンターブレイン (2005/08/31)
売り上げランキング: 172
おすすめ度の平均: 5
5 “複雑な恋”と“中学生へ”
5 すごい展開になってきました…
5 やっと4巻


機動戦士ガンダムSEED DESTINY(3) すれ違う視線
矢立 肇 富野 由悠季 後藤 リウ
角川書店 (2005/08/31)
売り上げランキング: 15
おすすめ度の平均: 5
5 小説の良さ


魍魎の匣―文庫版
魍魎の匣―文庫版
posted with amazlet at 05.09.04
京極 夏彦
講談社 (1999/09)
売り上げランキング: 508
おすすめ度の平均: 4.52
5 れびゅーとか
5 理性と狂気の境界を行くミステリー。面白いです!
5 面白いしこわい


魍魎の匣は数年前に買ったはずなのだけど、どこにも見あたらなくて再度購入。

SEED DESTINYの小説はいいなぁ。ネオの自嘲だったり、アウルの最後だったり。

220Pより〜

アウルには、何が起こったか理解できなかった。
正面から凄い衝撃が機体を襲い、一瞬遅れて誘爆の炎が竜巻のようにコクピットを駆け抜ける。痛みが全身を殴りつけたあと、何も感じなくなった。
コクピットの裂け目から、青い青い海が見えた。
海──海が好きといったのは、あれは誰だったろう?
落ちていくアウルの目の前で、白いドレスがひるがえった。さっきからずっと 目の端をかすめてはとらえられなかったイメージに、やっと指先が届く。

──ステラ。

機体が水面に叩きつけられ、渦を巻いて水がなだれ込んでくる。パイロットスーツの裂け目から入った水が、すでに感覚をなくした体を這い上がる。濁った視界が赤く染まり、すぐに真っ暗になった。

おバカのステラ。幸せなステラ。

どうしていままで思い出せなかったんだろう? あいつ、いたのに。ずっといっしょに、三人で戦ってたのに。
いなくなった。あいつも死んだんだ。いなくなるって、そういうこと。
アウルはちゃんとわかっていた。いまから自分も死ぬ。いなくなる。
かわいそうなステラ。あんなに死ぬのを怖がってたのに
かわいそうなスティング。あいつけっこうステラをかわいがってたのに。もうなにもおぼえてない。ステラがいなくなったことさえ知らない。

……そうか。
ふとアウルはその事実に気づく。
ぼくのことも、忘れちまうのか、あいつ。
なにもかも忘れて、たった一人で。
戦って、戦って──死ぬまで……?
それが、なんだか少し、悲しかった。
機体は沈んでいく。暗く冷たい海の底に。誰一人悼む者もなく、自分はそこで眠るのだ。

べつに、怖くない。
海なんてただの水だ。……なっ、ステラ?

(;つД`) 悲しすぎるよ。
ちなみにオクレ兄さんのカオスは、ムラサメのエース3機にちゃんとやられました。ステラ視点で地味に。

Posted by K-Z31 at 2005年09月04日 04:53 |

★関連のあるリンクや書籍を表示

このエントリーのトラックバックURL
http://www.interline.or.jp/~k-z31/blog/mt-tb.cgi/394

トラックバック

コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?