初めての愛車 1台目のZ31





初めてこの車に出会ったのは19歳のとき、まだ教習所に通いながら当時カー用品店で働いていたK-Z31の前に客として訪れた近所のお兄ちゃんT君の愛車だったときだ。

T君は2歳上でK-Z31とは小学校からの付き合いでありおまけに中、高とも先輩であった人で高校の文化祭ではギターを持ち当時中3の弟さんとともに体育館をにぎわせていたお人で今も市内でライブ活動している。ちなみに99年8月現在、Z32に乗ってます。

それからは家が近いためよく見かけたりしていたのだが、ある日友人K氏から意外なことを耳にする。


K氏「T君のZなあ、廃車にするんやて。」

K-Z31「え?事故でもしたん?」

K氏「いやあ なんかエアコンいかれてヒーターしか動かんくなったからやって」

K-Z31「そーかー もう古いもんな〜 それやったら直して乗るのにな」

K氏「それなら聞いたろか? 多分まだ間に合うで、聞いたん昨日やし」

K-Z31「ほんと? それなら頼むわ」


数日後、T君からZを引き継ぐ。関連書類を集め、初めて手にする自分だけの車。その日からもうドライブ三昧の日々。問題のヒーター故障はまだ春ごろだったので「冬まではいけるやろ」と今思えば危ない考えで乗っていました。(笑)

そして20歳の誕生日にCDデッキ、DSPイコライザー、MDチェンジャー、スピーカー2セット、サブウーファー、ウーファー用アンプを買っちゃいました。その日のうちに自分で取り付けしたが、例の特殊サイズの上に純正アンプまでついていたので入社2年目の未熟者には午前中に初めて夜の9時までかかっちゃいました。しかもデッキ上部にあるエアコンのコントローラーは移設予定だったはず時間オーバーのため運転席の足元にぶら下がったまんまでしかもパネルもはずしっぱなしでその日は終了。いずれエアコンのコード延長して移設したり、パネルちゃんとつけて灰皿使えるようにするぞ!って考えていましたが、結局この車とお別れするまでこのままでした(笑)

この車には楽しみを教わりました。
よく徹夜で走りまわったり、小さい坂道でナイト2000のようにとはいかないですがジャンプしてみたり母校の運動場で8の字描いてみたりしてました。夏の終りごろには当時の彼女と奈良へ鹿を触りにいったり、生駒山で夜景を眺めたり、Tバールーフはずして星見たり青春を謳歌してました。

あの事故に遭うまでは・・・・


あれは20歳の11月2日の真夜中、彼女のデートした後ちょっと一周して帰ろうと思ってたところ、事故は起こりました。市内を南北に走ってる通称「国体道路」の某交差点で、信号無視で左折してきた車を避けようとして走行車のなかった反対車線にコントロール不能のまま逃げ込んだところ、あろうことか左折した車はこっちに気付かず右折禁止の道に進入しようとしてきました。そして「あっ」というまに接触し、2回転ほどして止まりました。 接触部分はZは左前方部、ちょうどタイヤのあたりです。その後事故処理、車の移動やなんかで朝までかかり、そのまま仕事に向かいました。

シャフトが折れハンドル操作不能、フレームもかなりいがんで結局全損扱いになり、その後1年間ほど親の店の駐車場に片隅に部品どりのため2年ほど保管してましたが、業者さんに引き取ってもらいました。
この車の補器類とかは大半今のZに受け継がれ、今も共にあります。





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