Pic 無線温度計 NEWバージョン(無調整&LED表示)


・センサーユニット
概略

離れた場所の温度を測定するための無線温度計の新しいバージョンです。以前の測定 ユニットはIC温度センサーを使用していましたが、今回は、シリアルデータ出力機能 付きの液晶温度計を使用し、無調整となりしかもセンサーユニットで温度の確認が出来 ます。
 また表示ユニットはLED表示にしました、表示が大変見易くなったうえ、大型のL EDに簡単に変更が可能ですからさらに見やすく出来ます。
 なお、アラーム関係は以前と同様に高温と低音の温度アラームとデータが一定時間受 信できなかった場合のデータアラームの3種類のアラーム検出を行っておりブザー音で 知らせます。

・受信表示ユニット


・制御ユニット基板

制御ユニット基板の左半分がDTMF信号を受信して、温度を表示する為の回路で PI C16F84を使用しています。また、右半分には、PIC12C509を使用したPLL のICの制御回路となっています。PLLのICは東芝製でシリアル通信で制御が出来ます。 古いPLLのICの為このICだけでは上限周波数が低い為、プリスケーラも使用しています。

以前の、PIC16C715使用の無線温度計と互換性がありますから、いずれも共通使用が出来 ます。





センサー部規格 ( model TX-100 潟Jスタム製液晶温度計 ) ( 現在でもトラ技の叶剏エ電子の通販のカタログ) (に時々載っています。 )   測定温度範囲 -19.9゚C 〜 69.8゚C   分解能 0.1゚C ステップ(1゚C 〜 29゚C) 0.2゚C ステップ(上記以外外)   温度測定確度 ± 1゚C   使用環境温度範囲 0゚C 〜 60゚C 測定間隔 デップスイッチにより設定 送信コード # XXXX # A or B XXX C X [ XXXX ] X ID プラス/マイナス  温度データ データNo チェックビット C = 小数点 ↓ |<---- 12 [16] byt (4bit) 加算 = cd_reg ---->| 0 - cd_reg = cd_reg
測定ユニット回路図

    ◎ デップスイッチ - 0
	データNo送信設定
		0 == No無し	1 == No有り

		(データNo有りは同一データ1分おき2回送信)

	* 下記表示ユニットを使用する場合は No 有りにすること *


    ◎ デップスイッチ - 1 to 3
	送信時間切り替え

		0 == 連続(調整時)	1 == 2分おき
		2 == 5分おき		3 == 10分おき
		4 == 15分おき		5 == 30分おき
		6 == 1時間おき		7 == 2時間おき

   * 表示ユニットのデータアラームの時間も合わせて変更すること。! *



  −−− 送信ユニットのIDの設定方法 −−−

  ソースファイルの先頭の"id2_vr" "id1_vr"をの値を書き換えてアセンブルします。

  ;**********************************************************************
  ; --- 識別ID設定 (2進化10進数)---

  id2_vr		equ	0x18		; (上位桁)
  id1_vr		equ	0x59		; 識別ID設定 ( 1859 )

  ;		 !!1個ずつ違った数値にして下さい !!
  ;
  ;**********************************************************************


  バージョン履歴

     Ver3.0A

	シリアル出力温度計(TX100)をセンサーとして使用
	測定範囲は −19.9〜68.9度
	1度〜29度は0.1度ステップそれ以外は0.2度ステップ
	CPUを16F84に変更




表示ユニット回路図

    ◎ R Key

	  通常モード時  アラームブザーリセット
	  設定モード時 高低切り替え、設定値確定Key


    ◎ C Key

	  通常モード時  アラームブザーリセット
	  設定モード時 アップKey(Keyリピート有り)


    ◎ JP-0

	 on ----    識別ID設定モード


    ◎ JP-1

	  on  ----    外付けブザーモード


  ** アラーム設定モード **

	  R Keyを押したまま電源on、Keyをはなすとアラーム設定モード
	 になります。最初に低温アラーム設定になります、Ckeyを押すと、設
	 定値が、0.5゜Cステップでアップします。80゜Cになると次は、
	 −10.0゜Cに戻ります。低温アラームの設定を完了したらRkeyを
	  押すと高温アラーム設定となります。低温と同様にセットします。高温ア
	  ラームの設定が完了しましたら、再度Rkeyを押すと2秒待ったあと通
	  常モードに戻ります。


  ** ID設定モード **

	 JP-0をonしたまま電源onしますと、ID設定モードになります。
	 測定ユニットを接続します、そうして測定ユニットの電源をonにすれば、
	  受信したデータのIDを自動的に設定し、表示します。


  ** データアラームの時間の変更 **


 ソースファイルの先頭の"vr_armtime3"の値を書き換えてアセンブルします。 

  ;=======================================================================
  ;	無信号アラームチェック時間  (送信側 に合わせて設定) 

  vr_armtime3		equ	12		; 12分	(1 = 1分 最大255分)

  ;========================================================================

LEDドライブユニット回路図
 ** 表示サンプル **

	・通常モード

	     17.5 (プラス) - 1.0(マイナス)


	・通常モードアラーム表示

	      LE  9.5  	              HE 35.0     
	    低温アラーム            高温アラーム    

	      E ----                   E PPPP
	  タイムアウトアラーム     データ異常アラーム
    (一定時間データが来ない) (チェックコードは正常)


	・アラーム設定モード表示

	       PL-12.0                 PH 30.5
	    低温アラーム            高温アラーム


	・ID設定モード表示

	       P-1027 	   


  バージョン履歴

     Ver2.0G
	リモート温度計用、LED表示バージョン、クロック10MHz
	ブザーをONで High に変更


PLL制御ユニット回路図



* 無線温度計ソースファイル*−−tpsn-n01.lzh ( 約73kByt )

ファイル内容


	TPSEN30A.ASM	---   測定ユニットソースファイル
	TPDSP20G.ASM	---   表示ユニットソースファイル
	PLL_002.ASM	---   PLLユニットソースファイル
	TPSEN30A.HEX	---   測定ユニット書きこみファイル
	TPDSP20G.HEX	---   表示ユニット書きこみファイル
	PLL_002.HEX	---   PLLユニット書きこみファイル
	TPSN-30.GIF	---   測定ユニット回路図
	TPDSP-02.GIF	---   表示ユニット回路図
	LED-DRV1.GIF	---   LED駆動回路図
	PLLCNT03.GIF	---   PLL制御回路図
	README.TXT	---   説明ファイル



 −−− 注意  −−−

 ・ 測定ユニットのID番号はソースファイルを書き換えて設定します。

 ・ 表示ユニットの無信号アラームチェック時間はソースファイルを書き換えて設定
   します。

 ・ アセンブラは MPASM を使用、Optuons の Radix の Decimalをチェック 
	    (コマンドライン版は /rdec のオプションを追加すること)

 

 −−− 測定ユニットCPU書き込み設定  −−−

 クロック設定 ---------------  HS
 パワーアップタイマー -------  Enabled
 ウオッチドックタイマー ----- Enabled



 −−− 表示ユニットCPU書き込み設定  −−−

 クロック設定 ---------------  HS
 パワーアップタイマー -------  Enabled
 ウオッチドックタイマー ----- Enabled


 −−− PLLユニットCPU書き込み設定  −−−
 クロック設定 ---------------  内部RC
 MCLR -------------------  内部VDD
 ウオッチドックタイマー ----- Disabled





その他   強力な電波を出すと電波法に違反します。必ず電波法を守り周りに迷惑を   かけない様に注意して実験を行ってください。 最後に   疑問点等があればメールをください。出来る限りお答えするようにします。   このプログラムは、フリーウェアーなので、自由に配布可能です。   使用者自身の責任でご使用下さい。   「このソフトによってどのような損害が出ても私は責任を負いかねます。」





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