いろいろ物議を醸しだした12巻もついに発売なのですが、知ってのとおりこの巻では山田南平氏のクリエイターとしての良識ある行動が期待されていたのです。しかし予想も見事に大当たりで人としての価値を下げまくったコミックスになりました。
すべてはこの発言から始まりました。
( ▼ 引 用 こ こ か ら )※本文内の強調個所は当方の手による改変
投稿者 |
: まっちゃん <yoo@air.linkclub.or.jp> |
登録日 |
: 2000年8月30日8時9分 (#2541) |
リンク |
: |
(記事番号 #2418へのコメント)
このツリーが立ってから3日半の間、いろいろと忙しかったため
お返事が遅れてしまいました。たいへん申し訳ありません。
出版スケジュールの都合で山田本人はもうすでに次の原稿に取りかかって
いるため、私が代理で答えさせていただきます。
(普段からこういうことの話を二人でしているので、山田本人の認識と
ほとんどズレはないと思いますが、もしズレている部分があった場合は
後日訂正させていただきます。)
まず参考文献に関する姿勢ですが、「コミックス最終巻で全部まとめて紹介」する
方法をとる予定でした。
つまり“コミックス全巻でひとつの作品”というスタイルです。
ただ、みなさんが提案してくださったような「コミックス各巻で参考文献を紹介」する
方法のほうが読者さんに喜んでいただけるようなので、次の12巻からはできるだけ各巻に
参考文献を載せることにいたします。
茶流さんがおっしゃるように磯淵猛さんの著作は「日本の風土にあった美味しい紅茶」を
いただくことができるとても素晴らしいものですし、山田も参考にさせていただきました。
そのレシピのなかにはすでに「スタンダードな淹れ方」として日本に定着しているものも
あるというのが他の紅茶関係の文献を読んだ際の印象ですが、「誰のオリジナルか?」
という問題になると「山田のオリジナルでない」ことは確かです。
この点も、参考文献と合わせて12巻で触れさせていただく予定です。
Nanpei'sPartyを御覧になっている「山田のオリジナル」と思われたみなさんには
まずこの場で、心からお詫び申し上げます。
次に…、熊崎さんには申し訳ないのですが(汗)「紅茶ブックガイド」の実現は
“出版社がそれを企画するかどうか”という問題になってきますので、その点を
どうかご了承ください。
(私たちも興味はあるんですが、現状では自分達から企画をプッシュする余裕が…。
まとまったページ数の本を一冊作る苦労は熊崎さんもご存知かと(汗)。)
…ということで、読者さんからのリクエストを出版社に直接(手紙などで)伝えるほうが
実現は早いかもしれませんね。もしくはどこかで署名を集めるホームページを開くとか。
出版社から企画が持ち上がれば、こちらから断ることは絶対にしません(笑)。 |
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( ▲ 引 用 こ こ ま で )
( 引用元URL:http://luli.net/cgi-bin/guestroom/artview.cgi?id=nanpei&mode=view&page=0&num=2541&sort=1&back=tree)※現在は閉鎖
上記発言記載の掲示板ログ(紅茶王子事件ファイルからBBSログを転載させて頂きました)
ネットではかなり著作物に関して言及されてると言われる山田南平氏のマネージャー、まっちゃんご自身のサイト『著作権について〜マンガとの関係〜』文責
Yoshifumi Matsuo内の<引用の場合>より転載しましたが
●「引用」した著作物の出所(著作者名、作品名、雑誌名など)を明記すること。
極力「引用部分」のそばに明記し、それが不可能な場合は(注)などを
付けて、区切りの良いところに表示する。
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言ってることとやってること違うじゃねーか
そして山田南平「紅茶王子」奈子流紅茶の淹れかた参考文献検証を読んでいただいたらおわかりになると思いますがそのままなのです。私の所持している1巻(1997年8月25日第一刷発行)に誤植が無ければこれは磯淵流ではなく奈子流となっています。
それなのに上記サイトの著作権表記についてでは
どのような書き方であれ「著作権表記」をすることは、著作権について啓蒙する
意味でも有意義なことではなかろうか....私は思います(^_^)。
......が
『自分の<著作物>ではないのに、不容易に自分の名前で
<著作権>を主張してしまうこと』
......や
『他者の<著作権>に対しては何も配慮していないのに
自分の<著作権>はしっかり主張しようとすること』
......は、とても危険です。
例え認識不足からきた行為だとしても、著作権侵害された側からすると
「ケンカを売られている」と受け止められかねません。
くれぐれも御注意下さい。
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本当に啓蒙してるんか?
ケンカ売ってると理解していいのでしょうか?
そして12巻は発売されました。
まず最初のページから見てもらいましょう。
2000年11月25日初版初刷
白泉社『紅茶王子』12巻(ISBN4-592-17222-1)
「巻末おまけマンガ27」おいしい紅茶のいれ方講座から転載
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1P目
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この巻では参考文献の表記をするのではなかったのでしょうか?
参考文献表記が紅茶本紹介にすり替わっています。
未だ自分の恥を隠蔽したいのでしょうか?
あとミョーになで肩やな、奈子
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2P目
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南平氏は参考文献表記のつもりで紹介をしてるのでしょうが本の題名が違います
右下
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紅茶 おいしいたて方
- 著作者:高野 健次
- 発売元:新星出版社
- 発売日:1997/09
- 価格: 1,575円 / 定価: 1,575円
- Amazon売上:47,596位
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×紅茶のおいしいたて方
○紅茶 おいしいたて方
ついでに言えば紹介文も文章が変です。
「情報もたくさんで茶園マップがわかりやすいとこですとかオススメです」
脳内辞書でしょうか?
中央下
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-
紅茶 おいしさの「コツ」
- 著作者:磯淵 猛
- 発売元:柴田書店
- 発売日:1992/01
- 価格: 1,835円 / 定価: 1,835円
- Amazon売上:231,087位
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×紅茶 おいしさのコツ
○紅茶 おいしさの「コツ」
南平氏はプロですよね?
プロの方って文章の見直しとか絵の見直しをしないんでしょうか?
指6本も大量に連発してるプロって・・・・・それも10年のキャリアで。
そもそも本当に紹介する気があるなら題名のチェックぐらいするでしょうに。
もしかして読まれたくないためにわざと間違えてるとか?<考えすぎ
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3P目
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ここでも紹介する本の題名が間違っています
上から一番目
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紅茶の事典
- 著作者:磯淵 猛
- 発売元:新星出版社
- 発売日:2003/07
- 価格: 1,575円 / 定価: 1,575円
- Amazon売上:79,981位
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×紅茶の辞典
○紅茶の事典
四番目
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おいしい紅茶 ティータイム・ブック
- 著作者:日本ティーインストラクター会
- 発売元:大泉書店
- 発売日:1995/01
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×『おいしい紅茶 ティ−タイムブック』
○『おいしい紅茶 ティ−タイム・ブック』
そしてとってつけた感じもする左上コマで笑顔の山田南平の自画像が仰られてる
「諸事情により参考文献表記が遅れてしまって申し訳ありませんです(汗)」とは?
HWJで掲示板でマネージャー氏が
まず参考文献に関する姿勢ですが、「コミックス最終巻で全部まとめて紹介」する方法をとる予定でした。つまり“コミックス全巻でひとつの作品”というスタイルです。(HWJ掲示板より引用 現在閉鎖中)
と発言されたことと矛盾しています。
そして12巻が注目される最大の要因にもなった
「誰のオリジナルか?」という問題になると「山田のオリジナルでない」ことは確かです。
この点も、参考文献と合わせて12巻で触れさせていただく予定です。(HWJ掲示板より引用 現在閉鎖中)
とのう発言があったにも関わらずこの問題についても触れることなく次巻に掲載と思われる予定の後編へ持ち越されています。
南平氏は「諸事情で遅れた」と。今まで載せるつもりだったけど載せられなかった。
マネージャー氏は最終巻にまとめて紹介で各巻には参考文献表記するつもりはなかった。
さあどちらがウソつきか。真相は
「もともと参考文献どころか紅茶本紹介する気もなくオリジナルで押し通すつもりだったが事細かにレシピの改竄がばれてしまいとっさにマネージャー氏が嘘をついてしまって参考文献表記を載せなければならなくなったけど参考文献問題を知らないファンにまで自分の悪事をばらしたくないので紅茶本紹介という方法をとった。おまけに「諸事情により遅れて」との根拠のない言い訳つきで。そして前後編にした意味はこれで収まるならよしでダメだったら後半でとかいう保険のつもり。」
と考えてしまう僕にはアイが足らないのでしょうか?
講座形式にせずに正式な参考文献表記をして今まで表記しなかった事の言い訳のない謝罪、「奈子流レシピはオリジナルではない」という読者の誤解を解く文。
たったこれだけで問題は終わったような気もします。
とりあえず僕の中でヘタレ漫画家認定、しかもぶっちぎりで一位。
それにしてもなんでこんなに指の長さ違うんでしょ?
ゴムゴムの実でも食ったか?
本宮ひろ志プロダクション化ですか?
11月20日追加
11月19日付けで公式HP(HWJ)に12巻おまけマンガについての正誤表が載せられた。
そこでもまた題名の違いがあった上、その指定ページ数も違ってるという救いようがない正誤表だった。
そして20日未明に正誤表を修正したのだがこの修正は同HPの更新記録に載せられていない。
しかも未だ指定ページ数が間違ってるという始末。
何回修正すれば気が済むのでしょうか。
どう修正されたかは19日付けの分と合わせてごらんになってください。
19日の正誤表
20日未明の正誤表
最新の正誤表(2001年1月30日付けでも修正されていません)
2001年 1月29日追加
紅茶研究家 磯淵猛氏が楽天市場内ディンブラのHPにてコメントされる。
時刻 : 2001/01/29 17:37
題 : 山田南平著「紅茶王子」に関するコメント
山田南平さんの「紅茶王子」の内容については、2年程前から読者より何通か連絡をいただいておりました。昨年の秋、山田さんマネージャーの松尾純史さんが訪れ、インターネット上で読者からのレシピ、その他の内容に関するクレジットの問題で討論が行われている由、初めてお聞きしました。
実は私は、個人的にはインターネットをやっておりませんので、自分の原稿もまだ万年筆で手書きというもので、ネット上の情報はプリントアウトしたものしか得ていなかったのです。
起こっていること、内容については、その折り松尾さんより説明いただいたので知っております。
そこで松尾さんと山田さんに申し上げましたことは次の通りです。
『私は紅茶を通じて、生活や文化を考えるのがとても好きです。また、紅茶はおいしいだけでなく、コミュニケーションを作り、広げる役も果たします。山田さんが「紅茶王子」を通じて、啓蒙されている層は、主に小・中・高・大学生の若年層であり、私の著書や、講演をしている対象者とは少し異なっています。その意味で、山田さんに、私の手の届きにくい層の方々に、紅茶を通じて楽しさや暖かさ、優しさを広げていただけたら嬉しい、そのためにご協力できることがあればいつでも応じます。』
この内容につき、山田さんは単行本のNo.12で参考文献として、私の著書を紹介されました。
私が開発したフルーツティーやスパイス、ハーブのバリエーション、アイスティーの作り方など、広く誰にでもやっていただきたい方法です。山田さんが著書の中でそれを紹介し本人も連載が終わったら参考文献として提出する予定があったとお聞きしました。
山田さんとはまだお会いしたことはございませんが、No.12ですでにクレジットも入れられたこともあり、今後はコーヒー党の若者でなく、紅茶党の若者を育てていただく著者になっていただきたいと願っています。
紅茶研究家 磯淵 猛
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事実だけを抜き出すと
★磯淵さんサイドでは2年ほど前(1998年頃?)から盗用されていたのを知っていた
★しかしマネージャーが連絡をとり、その事について話したのは2000年秋
★おまけに山田南平氏自身は2001年1月29日時点でいまだ直接会いに行っていない
★蔵書を紹介したが参考文献としては表示していない
こんなところでしょうか?
連絡をとって会ったのが秋。問題の12巻が発売されたのが11月。
12巻発売前後のどちらで会ったのかわかりませんが磯淵さんサイドに著書名の間違いをどう釈明したのかを個人的に知りたいですね。
2002年 4月16日追加
フレッシュアイの掲示板もサービス休止で無くなるし
公式サイトすら放置プレイ
わけわかめの日記もこりゃまたずいぶんと(以下略)
自分にとって大事な相手ならちゃんと話さないとダメじゃないかって思うんだ
「そういうのめんどくさい」とか「相手がイヤな思いするし」とかですんじゃうのは
その程度の関係なんだよ (オトナになる方法9巻176Pから引用)
作者より優れてる人物はえがききれない という名言がありますが
マイナス成長しちゃったのは誰かという事はよい子のみんなとのヒミツなんだぞ(・▽・)b
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参考資料
山田南平が何をしたのか?NANPEI's Party 過去ログ(ミラー)
奈子流紅茶の淹れかた参考文献検証
『著作権について〜マンガとの関係〜』文責
Yoshifumi Matsuo
新星出版社 高野健次著 『紅茶 おいしいたて方』
柴田書店 磯淵猛著 『紅茶 おいしさの「コツ」』
成美堂出版 成美堂出版編集部編 『紅茶の事典』
大泉書店 日本紅茶協会監修日本ティーインストラクター会編著 『おいしい紅茶 ティータイム・ブック』
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2001 1 30 |