2017年春季リーグ 試合結果 |
第1節 VS大阪市立大学 |
第2節 VS神戸大学 |
第3節 VS大阪大学 |
第4節 VS大阪工業大学 |
第5節 VS奈良学園大学 |
奈良学 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 3 |
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和歌山 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 | × | 6 |
今節で勝ち点を挙げれば初のリーグ優勝となる和歌山大学の先発は貴志(桐蔭・②)、15連覇中の奈良学園大学は大畑の両投手で試合を開始した。
1回表奈良学園大学の攻撃、2本の安打と死球で1死満塁とされるも貴志はなんとかこのピンチを凌ぎ、2回表も下位打線を3人で抑える。
すると2回裏の和歌山大学の攻撃は先頭の4番池内(丸亀・④)の四球を糸口に7番太田(済美・④)の併殺崩れの間に先制する。
和歌山大学は続く3回裏にも3つの四球でチャンスを作ると、頼れる主将・3番眞鍋(高川学園・④)の犠飛で追加点を奪う。
貴志は4回表に適時打で1点を失うも、同点には追いつかれない投球をみせる。
この試合も含め、今季の投手陣の粘りに何としてでも応えたい打者陣は5回裏に大畑(智辯学園和歌山・③)の犠飛で奈良学園大学を引き離す。
貴志は5回以降もランナーを背負う投球となったが、持ち味の粘り強い投球で6回を投げ切り、6回を3ー1と自分たちのペースで終える。
7回表からは貴志からバトンを受け継いだ野山(鳥取西・③)がマウンドに上がる。立ち上がりとなった7回、続く8回に1点ずつ失うも、キャッチャー眞鍋とバッテリー一体となりそれ以降の相手打線の攻撃を止める。
和歌山大学の7回裏の攻撃は押し出しの四球で1点、8回裏には途中出場していた期待の新星・土田(山梨学院・①)のレフトオーバーのタイムリーツーベース、さらに前節怪我からの復帰を果たした1番田頭(市岡・③)がしぶとくライト前に運び追加点を重ねる。
3点のリードはあるがプレッシャーのかかる9回表を野山が三者凡退に退け、6ー3で和歌山大学が勝利を収めた。本日の試合では、投手陣が同点に追いつかれることなく踏ん張り、打者陣が繋いで繋いで点をとることができました。
まさに「序盤でリードを奪い、主導権を握る。そして中盤から終盤にかけてはゲームを支配したまま進め、勝ち切る。」そんな目指してきた野球ができたように思います。
そして、何と言っても計り知れないスタンドからの力強い後押しがあり、本当に和歌山大学らしい野球をすることができました。
本日も本当に多くの方々が神戸まで応援に駆けつけて下さり、ありがとうございました。次の試合もご声援よろしくお願い致します。
今後も試合に出ている選手だけでなく、ベンチ、スタンドが一丸となり、本日の勝利に驕ることなくもう1勝もぎ取り、和歌山大学硬式野球部を応援して下さる方々によい報告ができるようにしたいと思います。
3回生 小倉 良仁
和歌大 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 |
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奈良学 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
勝てばリーグ初制覇となる和歌山大学の先発はエースの貴志(桐蔭・②)、奈良学園大学は大畑の両投手で試合が始まった。
1回裏奈良学園大の攻撃、2死後ヒットと四球でピンチを迎えるも貴志が後続を抑える。
流れに乗った和歌山大は2回表、先頭の4番池内(丸亀・④)が四球で出塁すると、馬場(郡山・②)の犠打でチャンスをつくる。
続く宮井(向陽・②)が凡退するも、7番土田(山梨学院・①)の中前適時打で幸先良く先制する。
3回表にも9番田淵(鳥羽・②)が四球で出塁すると田頭(市岡・③)の犠打が野選となり、2番大畑(智辯学園和歌山・③)の犠打後、チャンスで3番主将眞鍋(高川学園・④)のニゴロの間に田淵がホームインし追加点を奪う。
その後は両チームなかなかスコアリングポジションにランナーがでない状態が続いた。
すると、7回裏奈良学園大の攻撃2死1.3塁とこの試合最大のピンチを迎えたが、貴志が粘りの投球を見せ無失点に凌いだ。
和歌山大学は、9回表にもチャンスで相手の悪送球を誘い、2点をダメ押し、9回裏、8回からマウンドに上がった野山(鳥取西・③)が最後の打者を空振り三振に抑え、4対0の完封で勝利し、和歌山大学が悲願の初優勝となった。
1年半年前、当時2回生だった眞鍋さんが大原監督からキャプテンに指名され、「考える野球」をモットーに今まで和歌山大学になかった伝統を作り上げてきた結果が力となり実ったと思います。
そして、監督、コーチ、選手達、応援してくださったOB、OG、保護者、和歌山大学の関係者の皆様、おめでとうございます!
全員が生んだ勝利です。
しかし、これで終わったわけではありません。次は神宮で和歌山大学らしい野球ができるようまた明日からスタートしたいと思います!
本当にありがとうございました。
3回生・副主将 西林 聖人